『バック・トゥ・ザ・ヒューチャー』監督:ロバート・ゼメキス
〇作品概要
・1985年制作のアメリカ映画
・第58回アカデミー賞にて脚本賞ノミネート・音響効果編集賞 受賞
・作品内容
…1985年、高校生のマーティは、以前から親しくしていたエメット・ブラウン博士(通称ドク)が遂に完成させたタイムマシンによって、ひょんなことから1955年にタイムスリップしてしまう。マーティは元の時代に戻るため、若かりしドクと共に、燃料が切れてしまったタイムマシンを稼働させる方法を考え、また自分が1955年に現れたことで、元の未来が変わることがないように奮闘する。
〇感想・見どころ ※ネタばれ含みます
大人が見ても楽しめるSF、タイムトラベル映画!全体的に見どころが多くあった印象、未来を変えて博士を救うこと、タイムマシンを稼働させること、無事に未来に帰ること、自分の両親を結びつけることなど次々と問題が出てきて、スピ―ディに展開も変わるため、とにかく終始飽きることがなかった。
SF映画故にあまりにも無理のある設定や、フィクション感が強すぎるというわけではなかったため、脚本がうまくできてるなという印象を受けた。主人公は未来から来ているが故に、雷の落ちる時間を知っていて、だから核がない代わりに雷のエネルギーを利用してタイムマシンを稼働させるという、こんな発想がよく思いつくなあ!と感心すると同時にワクワクした。また、結局未来に戻るまでの間に博士が殺されることに関しての対策方法が見つかっておらず、どうなるかと思ったのだが、まさかの博士があれほど読むのを拒んだマーティからの未来についての助言を書いた手紙をちゃんと読んでおり、防弾チョッキを仕込んで死を免れるという展開に驚いたと共に、博士が死んでないとわかった時はマーティと一緒に歓喜してしまった。
時空を超える系の物語は数多く存在すると思うが、本作ほど子供も大人でも、時代を経ても楽しめる作品はないのではないだろうか。名作といわれることに納得した。