kimmaのシネマブログ

映画とたまに本・ドラマの感想・自分なりの解釈について。あくまで1個人の意見です…

『食べて、祈って、恋をして』

〇作品概要

・2010年公開のアメリカ映画

・監督:ライアン・マーフィ

〇感想・見どころ 

  離婚と失恋を経た30代の女性が、周りに小ばかにされながらも、自分を見つめ直すために海外に行く!と決断をしたことに、まずは同じ女として応援したくなったし、その決断をした勇気に元気をもらった。最終的に、旅を通して彼女は自分なりの生き方を見つける。冒頭では暗い顔をしていた主人公が、最後は自信に満ち、前向きな明るい表情をしていたことが印象的だった。一人旅で何か変わるの?という人も確かにいるが、本作を観ると、これまで見たことのないことに触れることは、絶対に自分の中で何かを変えるし、良い経験になるに違いないと思えてくる。

 主人公は、イタリア、インド、バリの3か国を訪れる。はじめに訪れたイタリアでは、ズボンのサイズが上がっても気にしない!と吹っ切り、パスタやピザを堪能し、イタリア語やイタリア人の生き方を学ぶ。インドでは、瞑想をして、とことん自分と向き合う。そしてバリ島では、大自然と海を感じながら現地の生活を体験し、素敵な人とも出会う。彼女が旅の中で経験することは、どれも忙しない都会の日々の中では絶対に体験できないことばかりだ。いろいろな人に出会い、たくさんの新しいことに挑戦して、刺激を受ける主人公を観ていると、今すぐ自分も旅に出たくなってしまった。人生につまずいた時や、落ち込んだ時に観たら、きっと前向きな気持ちになれる作品だ。